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ケアマネの病院受診の付き添い…

海の日の今日、何をしていますか?

わたしは事務所に居たりします。

ケアマネの仕事は在宅支援という性質上、どうしても家族の中に深く入らざるを得ない仕事です。

いつも書いているのですが、そんな中でも家族に引きずられる事なく、いかに家族の力を引き出すかを常に頭に入れて支援をしないと、いつの間にかケアマネが家族になってしまっている場合も見られます。

良く、病院へのケアマネの付き添いの話しが「ケアマネが病院に付き添ってはダメなのか?」と言う、質問が見られるのですが、病院に付き添っていくことがダメなのではなく、「付き添っていく事への意味がどこにあるか?」が問題になります。

そうです、「何のために付き添っていくのか?」が重要なのです。

一番ダメなのが、「家族が居るのに誰も付き添ってくれないから、代わりに付き添っていく。」

これが一番ダメです。

一度、これをしてしまうと、家族がケアマネが付き添ってくれると思いこみます。

もちろん、これをしてしまったケアマネに「なぜ付き添っていったの?」と聞くと、必ず、「本人さん一人では、きちんと話しをしたり、聞いたりできないから」とか、「本人さんの現在の状況を知りたいから」と言う事を言われます。

確かに正当な理由です。

ただ、そのためにケアマネが送迎をしたり、手続きをケアマネがしたりしていなければの話しです。

一人暮らしの人で、受診日に合わせて、一緒に医師と会う。もしくは利用者さんと病院で待ち合わせをして、一緒に話しを聞いて欲しいと言う場合は全くかまわないと思う。

しかし、本来、家族がすべき事だが家族がどうしてもできないから、代わりに行くと言うことは絶対にすべきではない。

よほど生命に関係しない限り、家族の力を引き出す事への努力をしなければならない。

努力をしても家族がどうしても付き添えない場合であっても、サービスを利用して受診をすることを考え、提案をする。

そして、自分は受診の付き添いとしては一緒に行けない事をしっかりと家族へ伝える。

当然、院内の付き添いは介護保険の適応外であることはしっかりと説明、院内の付き添いは私費のヘルパーを利用する事になることを伝え、それにかかる料金についても説明をする。

そう言うやり取りの中で、家族が家族としての役割に気づいてもらう事が大切になる。

当然、「なんで、介護保険でダメなのか?」と言う不満も言われますが、それは、こう言うときにこそ、「制度」のせいにしましょう。

と言うか、「制度」をきちんと知ってもら事が大切で、制度でおかしいと思うところを使う側の人が知ることでまた、「制度」を変える力になる。

これを、無理にグレーゾーンで対応をしてしまうと、国は「なんだ、大丈夫なんだできるんだ」とどんどんと制度を割り方向へと改正を進める。

これが今の日本の国の社会保障のあり方なのです。

なので、サービス使う側の人が制度を理解し利用し、サービスを提供する側も制度を守る事をしなければ、制度は決して良い方向にはならない。

制度上、出来ないことは出来ないとしっかりと伝え、代替え手段をしっかりと伝える。そうすることで、制度自体を良い方向に変えていかなければならないのだと思う。

おっと、話しがそれてしまいましたが、

結論的にはケアマネの付き添いは家族の代わりとして付き添うのはすべきではなく、家族も付き添うけど、家族だけでは話しが上手くできない場合は、付き添うことは良いが、病院で待ち合わせる。

そして、受診までのサービスについては手配をきちんとする。(家族で受診が大丈夫な場合は良いが…)

あくまでも、家族主体で、不足する部分を補うことが大切なのである。

重要な受診にケアマネが付き添って行って、主治医からの重要な話しを家族にケアマネが伝える。

これは、決してすべきではない。

家族ではないのだから。

主治医からの話をケアマネが伝えても主治医から伝えるのとは重みが違います。また、重要な話しであれば、主治医も当然、「ご家族に直接」となるはずです。

ケアマネが主治医へ伝えたいことがあるのであれば、受診に同行はかまわないが、先にも書いたように受診先の待合室で待ち合わせ、主治医に許可をもらい診察に同席させてもらうこと。あくまでも家族ではないので、自分がどういう立場なのかを主治医に伝えることを忘れてはならない。

一人暮らしで、近くに家族もなく、やむを得ない場合もあるだろう。

そうであっても、家族ではないから、主治医に自分の立場を伝えることは非常に重要である。

最後の責任をケアマネが請け負うことはけっしてできません。

ケアマネは自分を守ることも大切になってきます。

救急患者のたらい回しも、結局は医師が自分を守る事の結果であり、現代の医療や福祉は何か問題があれば結局はサービスを提供する側が訴えられます。

そうなれば、自分を守ることも考えなければ、国が代わりに守ってくれる事はありません。

悲しいかな、これが現実の社会なのだと思います。

ある意味、われわれケアマネも制度を守ることで、守られている訳で制度がおかしいのであれば、制度を変えるための努力と、利用する人に制度を知ってもらい、利用する側の人からも制度を変えるための”声”を上げてもらわなければならないと思う。

これは、医療も同じだと思う…

みなさんはどう思われますか?

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コメント

もっともな内容だと思います。

利用者様の院内付き添いを実施しました。
ケアマネです。

かかりつけ医を受診し、緊急事態であったので
主治医の紹介状を持参し、大病院を受診して頂きました。
今から病院を受診!受け付け終了時間が迫っている!
急なことでご家族は対応できない!
介護タクシーの手配はできたものの、どうしても院内付き添いヘルパーの確保ができず、やむを得ない状況でした。

事前に受診日時がわかっていれば、介護保険外で
ヘルパー要請の依頼ができたと思います。
緊急事態の場合、私はどうすればよかったのでしょうか…

ブログ主様、教えていただけませんか…

投稿: | 2015年12月30日 (水) 12時47分

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